人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ラノベは女高男低。

先日、『このライトノベルがすごい!』というのを買いました。
禁書が絶賛されてたりとか、その時点で信憑性に欠けてたけど、
まぁ、どういったラノベが人を惹き付けるのかを研究したくて手に取ったのですよ。

それで、今日はその中にあった人気キャラランキング(男性部門&女性部門)を基にどういったキャラクターが魅力的なのかをレポート用紙に纏めてみました。

結果として・・・・・・

女性(ヒロイン)の魅力については割と良く考えられているようです。
ラノベ特有の奇を追求しすぎて行動原理が滅茶苦茶なのもいたけれど、
なるほどなぁ、と、頷ける部分は結構ありました。


しかし、その逆の男性部門が酷かった・・・。
何というか理解不能。幾ら読んでも何処が良いのか全く分からない^^;
1位の木下秀吉(バカとテストと召喚獣)ってのは見た目が女なだけだし、2位の阿良々木暦(化物語)なんて『変態』としか書いていない・・・・・・。3位はゴミ条(禁書)、コイツに至っては書いてある事と原作でのキャラが全く違っているという始末。
そして、4位はみーくん(嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん)、5位は杉崎鍵(生徒会)、6位は高須竜児(とらドラ!)と続きます。

うーん、男性部門で頷けた&参考になったのは1位の見た目が女と、4位のここぞという時に頼れるひねくれキャラぐらい?他は余りに抽象的かつ意味不明なのが多くて分からなかった。


全体的に女高男低・・・というかな、女性(ヒロイン)の設定や魅力はやたら考えられているのに、男性の魅力がイマイチ考えられていないと思いました。
こういった意味で『このライトノベルがすごい2010』1位がバカとテスト(以下バカテス略)っていうのも、(一応)男性主人公の魅力が考えられているのが要因なんじゃないかと思いましたね。

だから、ラノベを書くなら敢えて男性の方に力を入れると良いんじゃないかな。
女性やヒロインの魅力は二の次、寧ろ、男性の魅力が女性の魅力を引き出すと考えよう。
そして、男が男性の魅力を描くにしても自分を磨くしかない訳でね・・・頑張らないと(笑)


・・・とまぁ、500円の『このライトノベルがすごい!2010』ってのを買って、
ちょっと勉強しただけで、これだけ発見があるものですから、勉強ってのは凄いですね。
勉強こそが大成への近道ってさ、ハハハ。
by metal-animal | 2009-11-27 22:11 | Comments(3)
Commented by clampon-cla at 2009-11-28 01:01
「このラノ」は内容がすごいと言うより、話題性に富んだ作品が選ばれることが多いように感じます。本自体がいわば宣伝用の作品ですので。どうやって統計取ってるかまでは知りませんが、話題に上りやすい作品を挙げておけば無難、とかそこまで出版社が考えてたりすると嫌ですが……

それと、ちょっと長くなりますが……個人的に思ったことを。
ラノベってのは中高生や、いわゆる「大きいお友達」を対象にしているわけですから、読者は圧倒的に男子が多いと思います。そして自分が主人公の立場になって読み進めていくわけですから、主人公である自分があまりに突き抜けていたりぶっ飛んでいたりすると、感情移入できませんよね。
Commented by clampon-cla at 2009-11-28 01:01
なので最近は平々凡々で無難な性格や、読者層に近い立場・境遇の男性主人公が好まれる傾向にあるのでは、と俺は分析してます。俺も同じく禁書があまり好みではないのは、上条さんがあまりにも鬱陶しいからです(笑) 自己主張しすぎで感情移入できないんですよね。
もちろん男性キャラにもっと魅力を、というのは同じく思います。でも逆に女性キャラに魅力皆無、だったりするとこれまたガッカリします(笑)
男性キャラの魅力が女性キャラの魅力を引き出し、その女性キャラの魅力がさらに男性キャラの魅力をかき立てる……とそんな風にうまくいけばいいのですが、難しいですよね(苦笑)
これは所詮俺の考えですので、あくまで参考程度、外野の野次程度に聞き流して下さって結構です。
では、失礼します。
Commented by metal-animal at 2009-11-29 22:20
>クララさん
話題に富んだ作品のキャラが上位に来るというのは、書き上げたレポートのまとめの部分に書いたものですが、それだと、俺としてどうしようもないのでそういった結論(男性の魅力関連)にしたのですよ。

俺として、小説は物語重視だと思います。
主人公、キャラクターも大事ではありますが、物語があってこそのキャラクター。戦争ものとなれば、その世界に応じたシビアなキャラクターが構成され、学園ものとなれば、明るく楽しいキャラクターが構成される。
そして、そのキャラクター達は物語の展開次第で各々の持つ様々な輝きを見せてくれる・・・そこに小説の価値がある――そう思うのですよ。

今現在、無数の作品が出ている中で、どのような小説があるべき小説であるか・・・それは、読む側も書く側も人それぞれなんですね。その中で、自分の書くべき小説の形、それを見つけて描いて行くことは本当に重要な事だと思います。物語にキャラクター、その他にも小説の要素は様々ですから、本当に小説は読むのも書くのも奥が深いものですよw
<< 赤き心の龍戦士 第17話 東方小説 5章その6 >>