東方小説 6章その1

東方projectの二次創作小説です。
オリジナルキャラクター、設定の独自解釈があります。
特に自分の東方を幻想郷を大事にしたい方は、無理をして見る事はありませんので、
そこの所を宜しくお願いします。

前書き
今回から始まる弾幕勝負では、花映塚形式の弾幕勝負を展開します。
とはいえ、全部が全部、原作どおりにはなっていません。
(これは自分の実力不足です。申し訳ありません)
大まかなルールとして、時間は無制限で3回先に被弾した方が負け
というのが勝敗を決するルールとなります。
またスペルカードの使用も3枚まで認められています。

なら、スペカ速攻3枚使用で沈めればいいんじゃね?

・・・とか思う人もいるかもですが、一応、スペカは回避可能ですので、
余り気にしないようお願いします。
長々とした前書きでしたが、どうぞ、本編をお楽しみください。





淡々と弾を避けては妖精を撃破していきます。特に難しい事はありません。
ただ弾を避けては反撃をする――それだけですから。
それよりも気になるのは空間の境界の向こう側にいる博麗霊夢です。
彼女もまた私と同じように目の前の弾を無駄も油断もなくすいすいと避けています。
その様子は、自分一人だけで戦っているような――まるで相手を見ていない……敢えて言うならマイペース?

「……っ!?」

さっと地面を蹴って、弾を避けます。
危ない危ない……ちょっと博麗霊夢に気を取られて、左方向から弾が迫っている事に気づけませんでしたよ。
いけないいけない、私も私の勝負に集中しなければこの勝負……あっという間に――えっ?


神霊「夢想封印」!!!

だーん!という見えない衝撃によりビリビリと空気の震え、そして光が迸ります。


突然の状況の変化です。私は注意を忘れ、光の走る隣のフィールド、博麗霊夢へと目を向けました。
「こっ……これは!?」
凄まじい気――いや!光!?
博麗霊夢が纏う光の球。凄まじい気が練りこまれたその球は、ぐるぐると博麗霊夢の周りを回り、気と命を吹き込まれたように大きさを増し……そして――

ディディディディディデュン!!!

弾かれるように発射……。
ゆったりと回っていたはずなのに、何か大きな力が加わった?
光の球は空間の正面へと吸い込まれるように消えると、正面――こちら側の正面、
日の出の太陽のような光が点々……あれは――

「あれは……まさか!!」

博麗霊夢から弾かれて飛んでいった光の球――それが私の脳裏に浮かびます。
光はあっという間に砂場の砂からビー玉くらいの大きさになりました。
近づきつつあるのです――急速に……そして確実にっ!
目元へ注意を集中して、私は花を蹴り、大地を滑るように移動します。


……これだけ動いておけば、あの光の弾に当たる事はないはずです。それに、もしもの時の為に、まだ動ける足も残してあるのです。

キッと目の前へ迫る光の球を見詰めます。
少し避けが足りない?どうやら、私を目指して少しずつ球の軌道が変わっているようですね……。


「…………なら!!」


残しておいた足を使い、大きく、更に横へ走ります。
――この分なら、あれに当たる事は――そう確信してふぅと一息吐いた所で――

ギュルルルル!!!    「なっ!あぁぁぁぁ!?」

思わず仰天も一瞬間――私の体は、後方へと中を浮かび飛んでいました。



「サン、1被弾目ね。1-0、霊夢はスペルカードを1枚使用」
勝負開始の時と同様に、どこからか紫パジャマの声が響きます。
「勝負を続行するわよ。サン、立ちなさい」

言われなくても……私は手と足に力を入れ、ぐぐっと何とか立ち上がります。
「立ったわね。じゃあ、試合再開」
ふっと紫パジャマの声が消えると、再び小粒の弾幕と妖精がわらわらと発生を始めました。

先程の光の球によるダメージを抱えながら、何とか弾を避け、妖精を倒し、そして――
博麗霊夢を見ます。
先程とは違い、周囲に注意をしながらです――体に走る痛みが私の注意を引き立てる。
博麗霊夢は――やはり私の相手をしていない……自分だけで戦っている……。


博麗霊夢はスペルカードを1枚使っている……ここで私も1枚使えば――
ぎりっ、と私は歯を噛み締めました。

(スペカは使うな。追い詰められた時に使うんだ)

試合前に霧雨魔理沙が言っていたこと。あの時は、霧雨魔理沙が適当な事を言っているだけだと思ったけど、今なら、その意味が何処となく分かるのです。
私がスペルカードを使用しても、博麗霊夢を被弾させる事ができなければ――打つ手がない。
今でさえ、博麗霊夢は私の事など相手にしていない……それはどんな攻撃も問題じゃない、全てを避けてやる、という自信を意味しているはずです。

これが……これがレミリアお嬢様とめいりんししょうを倒した――博麗しい霊夢の実力……。

右手に力を込めて、ぎゅっと握ります。
そして『気』のコントロール。体に『気』を留める事で、光の弾のダメージで鈍った動きをカバーします。

(キュルルルル……)

私の内より、私を心配するりゅうの寂しげな鳴き声が響きました。
はっと、目を見開くと、私は左手を胸元に沿え想います。
大丈夫……まだ大丈夫。あなたは自分の力を出す時まで、力を溜めていて。
そう心に念じると、りゅうの声は消え、体が少しばかり軽くなります。

りゅうが力を貸してくれている……?力を溜めておいてと言ったけど、やっぱり私の事が気になるんですね。
ぎゅっと握り締めていた右腕、その力を抜いて、私は今一度と戦いへと意識を向けました。
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by metal-animal | 2010-01-08 22:14 | 東方幻想入り小説 | Comments(2)
Commented by ネイムレス at 2010-01-08 23:53 x
どうも、読ませていただきました。

まず思ったのは前書きの部分に書いてあった説明を、作中でキャラに語らせれば良かったのではと言う部分。
戦闘場の発案者のパチュリーの出番や、カリスマスピーチのお嬢様の出番が更に膨らんだりしたのではと。
多分だらつくのを嫌って文章を削られたのだとは思いますが、少々もったいなかったなーと思いました。

勝負の内容はやはり霊夢優勢。このまま一方的に終わってしまうのもある意味楽しめそうですが、終盤の様子だとなにやら策がありそうですね。
続きが楽しみです。

>試合前に霧雨魔理沙ふぁ言っていたこと。
プレッシャーで舌が回らなかった可能性も在るかもしれない。

それではこの辺で。失礼します。
Commented by metal-animal at 2010-01-09 23:25
>ネイムレスさん
>まず思ったのは前書きの部分に書いてあった説明(ry
確か図書館でテストをした時に解説したと思ったので、また説明するのはくどいかなぁ と思ったので、こうしたのですが、このコメントを見たら説明していたかも分からなくなってきました(汗)

何にせよこれについては反省点として、心に深く刻むと共に戒めのトレーニングをしておきました。
これからもそういうのはあるかもしれませんが、挫けずに頑張って行きたいと思います、うん。

勝負については色々と思う所はあると思いますが、俺なりの最後の戦いとして残るところがないように、きっちり進めて行きます。どうぞ、お楽しみに。
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