正月休みの影響で土曜日だった事を忘れてましたorz
そんな訳で、今日はこっちが上に来てます。 さて・・・今回で10回目にして10週目です。 完結まで精を込めて作りますので、宜しくお願いします。 「もうだめだ・・・」 シュラウはとっさに目をつぶった。 「・・・」あれ?おかしいな、来るはずの拳が・・・来るはずの衝撃が来ない。 あぁ、もうダメだと覚悟を決めたときって、こうスローに感じるって聞いた事があったっけか・・・ てっきり迷信だと思って馬鹿にしてたけど、まさか体感する日がこようとはね・・・。 シュラウはもうどうにでもな~れ!と目を閉じたまま拳を・・・衝撃を待った。 しかし5秒、10秒経っても衝撃はやってこない。 (あぁもう、こちとら覚悟をきめてるってのにどうして・・・!!) どうスローになればこれだけ衝撃が遅れるのか? しかし覚悟を決めた以上、意地でも当たるまでは目を開けないと決めたシュラウは、このまま更に5秒、10秒と待ち続けた。 だが、なおも衝撃はやってこない・・・さすがにこれはおかしい・・・そう思い恐る恐る目を明けてみた。 ・・・確かに目の前にはラフェンと一緒に居た男の拳がある。 だが、10、20cm程だろうか・・・あるいはもっと近く、そんな距離で時が止まったかのように硬直していた。 「これは・・・緑気の縛り?」そう判断した所で、シュラウは目の前の男の後方にいるラフェンに目をやった。 ラフェンは左手を添えた右手を前に出していた。 その目は虚ろでハァハァと息をつき、そして何より全身に黄緑色のオーラを纏っている。 「ラフェン!!」シュラウは、帝斗を避け彼女の元へと駆けだした。 ラフェンが纏っていた黄緑色のオーラがスゥーと消えていく・・・ それと同時に帝斗の身体は動くようになった。 そして黄緑色のオーラが消えたラフェンの体がドサッと音を立てて前に倒れた。 「ラフェン!!」シュラウと帝斗が彼女を呼ぶ声が、草々のざわめき、川の水のせせらぎよりも山々に響きたっていった。
by metal-animal
| 2009-01-03 23:00
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