この小説は二次創作です。
・・・と、小説の方は前回で完結、今回はあとがきとなります。 多分、先に見ても良い事はないので、出来れば本編を見てから、 どうぞ、お読み下さい。 ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。 多分、知らない人はいないと思いますが著者のmetal-animalです。 (知らない人は、『はじめに』を見てください) まずは、チルノ、そして彼女が好きな方々に謝らなければなりません。 自分の願い、そして希望の為に、彼女を幾度もなく辛い目に遭わせ、 そして涙を流させてしまった事は本当に申し訳ない思いです。 さて、この話を創作したきっかけ・・・それは数々の二次創作にあります。 その中でのチルノは⑨だの最強だのを引き合いにされ、 とてもじゃないのですが、自分が思う本当のチルノを描いたものというのはなかったんです。 そこで、本編(東方小説)で自分のイメージでありのままのチルノを登場させたのですが、 だんだんと登場機会が減っていって、椛との弾幕勝負の際にはもう登場させる事すら 困難になってしまっていたのです。 (これは自分の力不足です) しょうがないから、湖で別れた事にして妖怪の山での事は全てカットしよう・・・ そう思ったまま放置して、彼女の登場の機会を迎えた時、どうしようか本当に迷ったものです(本編、にとりとの会話あたりでチルノとの絡みや描写が少ないのはこの為です) このまま連れて行って原稿を修正するか、このまま湖に残しおくか・・・ 勿論、東方が好きな俺にキャラを使い捨てるような事は出来ませんでした。 なら、どうすれば良いか・・・そう思ったとき、椛との戦闘前にチルノを話から離脱させて、 別の物語を作るという方向性を思いついたのです。 そうして、おおまかな話の構成を考えて、キャラクター(チルノとあおい)を考えて、 原稿を書き、推敲を重ね、出来たのがこの小説なのです。 そして、この小説の中身の話ですが、二次設定・・・というより原作設定というべきかな、 花映塚でもチルノが良く口にする『最強』という言葉をテーマとしています。 最強の力(誰にも負けない力)、それは誰もが憧れている力だと思います。 自分も勿論、そんな力を求めて日々頑張っている訳ですが、 ただ単に力を求めて、それを使って行く事が本当に正しい事なのか?と思うのです。 巷では、能力バトルもののような『力』を戦闘に使うラノベが流行っています。 その主人公の誰もが何かを守る為、そして自分の為に戦いを続けているものですが、 本当にそうする事が正しい事なのか? 小説やゲームの主人公達が、悪の帝国や組織を潰して行く、それは大いに立派な事です。 それによって、救われる民衆は多い事でしょう。 しかし、結果的にそれでは何も変わらないのです。 悪の帝国や組織が『力』を以って、世界を征服していたように、 主人公達もまた『力』を以って相手を打ち倒してきただけなのです。 主人公達がその力を以って、世界を救い、現実を見た時、 主人公達の力は、どのように変化し、民衆に映るのか、考えてみましょう。 それは、光り輝くダイヤモンドに見えましょうか、それとも単なるガラス玉か。 まぁ、そんな事は殆どの場合、描かれていませんし、大抵ハッピーエンドで そこで終わっている事でしょう。 (たまに第一作目で主人公側にいたキャラが2作目では敵役に回っている事が) (ありますね。それを思い浮かべて貰えれば分かりやすいと思います) だから、力という物がどのような影響を持ち、どのような影響を持っているのか、 非常に分かり難いのです。 そんな中で、俺は本当の・・・正しい力について学びたいと思ったのです。 戦争や戦い、そういったものを題材とした物語は本当に多いものですが、 やはりその中で本物に近いものというのはごくわずかだと思うのです。 今作でもそうですが、俺は本当にそういった知識がないのです。 あぁだったらこうだろうなぁ、と空想する他にないのですよ。 これからバトルものの小説を書くにしても、やはりリアルな物を描く事は絶対にできないでしょう。 そして、それを知るには、地球上で起きた争いの歴史、それに基づく物語、 それらを知り、学び、感じなければなりません。 なので、これからはこういった歴史や小説を勉強して戦いや争いを知っていき、 本当に大事なものを自分の小説を読んでくれる人達に伝えていきたいです。 ・・・と殆どが、東方とは関係のないあとがきになってしまいました^^; いつもは東方について語らせれば、それこそドドッと際限なく書いてしまうものですが・・・。 それでも、最後に大事な事を書きたいと思います。 今作、東方短編小説 チルノ編 『本当の最強』 では、エピローグがあおいのものしかありません。チルノのエピローグ、チルノがこの物語を通してどのように成長したか・・・それは読者さんに委ねています。 そうする事で、チルノについて考え直す事や見かたが変わってくると思いますので。 それでも、勘違いしないで欲しいのですが、今作は飽くまで二次創作です。 東方の世界観の基に、metal-animalが個人的に制作した小説であり、 ZUNさんの創る東方project本編とは全く関係ないので、 そこの所だけは重々分かってください。 本当にナンセンスで言いたくはないのだけれど、ネットというのは、 それこそ何人の人が見るかも分からないものですから、極端に1万も見た人がいれば、 一人か二人は勘違いしてしまう人がいるのです。 多分、ここまで書けば分かってくれると思いますが、それだけ宜しくお願いします。 それでは最後に、東方短編小説 チルノ編 『本当の最強』を読んで頂き本当にありがとうございました。 次回の短編小説はにとり編を予定しています。 完成は未定ですが、どうぞお楽しみに。 ■
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by metal-animal
| 2009-09-14 18:47
| 東方短編小説
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Comments(4)
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どうも、こんばんはー。
これで本当に終わりということで、お疲れ様でした。 涙を流して強くなるという事もあります。 この物語の中で何かを手に入れたのならば、チルノの涙は無駄ではないと思いますよ。 だからそんなに謝らなくても、私たちの好きなチルノなら笑顔で許してくれるんじゃないですかね。 metal-animalさんの創作への意気込みや考え、そしてそれに伴った努力などは毎度感服する思いで一杯です。 割合、行き当たりばったりで物語を書いていたりする私には、とてもまぶしく見えてしまいますね。 もちろん東方のキャラを描くときは、参考に関連の本を読んだりゲーム本編を何度も繰り返しプレイしたりはしていますが、とても勝てそうにはありません。 少なくとも、この物語のおかげでチルノがますます好きになったことだけは確かですね。 なんか長々と勝手な事を言いました。申し訳ありません。 どうぞこれからも、良い物語を世に放って行って下さい。 ファンの一人として応援しています。それではー。
>ネイムレスさん
こんばんは。 涙を流したチルノは飽くまでこの話の中のチルノであり、それと同時にこれを読んでいる読者なのです。だから、読者さんの中のチルノも読者さんも強くなって貰えれば幸いです。 創作の意気込みや努力は色々と立派な事を言っていますけど、個人的にはこれくらいしていないと創作ってのは続かないと思うのです。 特に俺は一応でもプロを目指している人間なので、とてもじゃないですが、今の状況でも全く足りていないのですよ。 とにかく、創作をやるにしても何をやるにしても、徹底した心持ちが必要ですね。中途半端な所からは何も出てこないものですが、一途に、本気になった所からは、きっと結果が出てくるはずなんですよ。 まぁ、そうでない場合もありますけれど、それでも諦めない気持ちが大事なんです、うん。 何処まで行けるかは未知ですが、俺は自分の為、そして世界の為に物語を創って行くつもりです。 あぁ、またもかなり壮大な事を言っている自分ですが、これくらいの気概のもと、これからも頑張っていきます、うん。 ![]()
metal-animalさんこんばんは!
『本当の最強』読みました! 「最強」という言葉は「⑨」並みにチルノとセットで扱われることが多い言葉ですが、「本当の最強とは何か?」というところまで踏み込んだ作品はほとんど見たことありません。あおいの死から大切なことを学んで成長したチルノ。読んでいて感動しました、やはり誰かの成長物語、というのは良いですね。 あおいの死は悲しいですが、チルノ以外の妖怪達にも慕われていた、というのが救いですね。極楽浄土に行くにしろ生まれ変わるにしろ、あおいのその後に幸せな未来が待っていることを祈ります。 1つ気になったのは、チルノと交流している頃のあおいに対して、他の妖怪達があまりにも友好的なこと。あおいは昔、その強大な力で暴れたり(?)していたのだから、あおいに恨みの言葉をぶつけるような妖怪達も出てきたほうが、「あおいは良いことばかりしてきたわけじゃない」ということに説得力が出たんじゃないかな、と思います。 オリジナルキャラ同士、サンとあおいの絡みも見てみたかったかもです。良いチルノ小説を読ませていただきました!
>兎と亀マスクさん
こんばんは。読んで頂きありがとうございます。 『チルノの成長物語』というのは、よくそちらで紹介されているクーリエを見ていてもぼちぼち見るくらいありふれている物ですが、それでも、自分なりの気持ちとテーマを込めて書いたもので、比べると見劣りする部分があるかもですが、それとなく良く纏める事ができたとそこそこ満足しています。 あおいに対して恨みのある妖怪達の事ですが、一応、考えとしてはありましたが、短編小説として余り長々と書く事ができなかったし、雰囲気もありましたから入れなかったんですよ。・・・とはいえ、もう少し自分に実力があれば無理ではなかったので、そこら辺は反省すべきですね、うん。 サンに歴戦の経験を教えるあおいというのも中々に面白いですね。 でもまぁ、東方の二次創作なので、そういう所は東方キャラ・・・妹紅辺りに譲ってあげないといけないですよ(笑) 兎にも角にも、読んで頂きありがとうございました。
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